空想の建築―ピラネージから野又穫へ―
展覧会概要
絵画、立体、版画 … さまざまなかたちで人は現実には存在しない建築を創造してきました。本展では、遥か古代ローマに思いを馳せ、その空想的復元を版画として結実させたジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージや、壮麗なバロック的空間を描いた<紙上>の建築家たち、考古学的調査と想像力を駆使して古代エジプトの建造物を描いた18世紀末の絵師たち、そして今まさに創作活動を展開している現代の美術家までをとりあげます。それにより、空想によって構築された建造物の面白さ、美しさを探ります。世界を空想の建築というかたちで目に見えるものにしようとした人々の系譜が浮かび上がることでしょう。
昨年25周年を迎えた国際版画美術館が、新たな飛躍をめざしてスタートを切る2013年春、この展覧会は版画のみならず、絵画や立体、書籍など、変化に富んださまざまなタイプの作品によって、見る者を遥かな世界へと誘うことをめざします。ヨーロッパの古い版画から現代美術まではばひろく<空想の建築群>を渉猟する得がたい機会となるにちがいありません。
また本展開催にあわせ、特別展示として、出品作家の一人である野又穫(のまた・みのる)のドローイング展『ELEMENTS-あちら、こちら、かけら』を開催いたします。あわせて、ぜひご観覧ください。
展覧会情報
会期
2013年4月13日(土)~6月16日(日)
休館日
月曜日
※4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館
※4月30日(火)、5月7日(火)は休館
開館時間
平日 10:00~17:00(入場16:30まで)
土・日・祝日 10:00~17:30(入場17:00まで)
会場
企画展示室第1・第2
観覧料
一般 800(600)円
大学・高校生 400(300)円
65歳以上 400(300)円
※( )内は20名以上の団体料金です。
※展覧会初日=4月13日(土)と、
開館記念日=4月19日(金)は無料です。
※中学生以下は無料です。
関連催事
柴門ふみ×野又穫スペシャルトーク
5月19日(日) 14:00~15:30
会場:美術館講堂 定員:150名
漫画家、エッセイストとして
活躍する柴門(さいもん)ふみさんと
本展出品作家である野又穫氏による
対談形式のトークイベントです。
※町田市イベントダイヤル(042‐724‐5656)で
4月11日(木)正午より受付を開始(先着順)。
※聴講無料ですが、企画展観覧の方が対象です。
プロムナード・コンサート
5月3日(金)
演奏:斎藤龍(ピアノ)、佐原敦子(ヴァイオリン)、
阿部哲(ヴィオラ)、豊田庄吾(チェロ)
場所:美術館エントランスホール
※13:00と15:00の2回、約30~45分程度の演奏です。
※どなたでもお聴きになれます。
ギャラリー・トーク
・5月5日(日・祝)
館長スペシャル・トーク
・4月14日、28日、5月12日、26日、6月9日 各日曜日
学芸員ギャラリー・トーク
※観覧券が必要です。
※14:00からスタート。2階展示室入り口付近にお集まりください。
美術館で語りあおう―トークフリーデー
会期中の水・土曜日 ※無料日(4月13日)と祝日(5月4日)は除きます。
「鑑賞のための静けさ」よりも作品をめぐる会話を楽しんでいただこうという試みです。
小さなお子さま連れの方も気兼ねせずにぜひご入場ください。
同時開催
常設展示室 特別展示
空想の建築展 関連企画
『ELEMENTS - あちら、こちら、かけら』 野又穫ドローイング展
4月13日(土)-6月16日(日) (常設展示室ミニ企画/入場無料)
※展示作品は当館収蔵品ではありません。
プレスリリース
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