美人画の時代―春信から歌麿、そして清方へ―

企画展
美人画の時代―春信から歌麿、そして清方へ―
喜多川歌麿「青楼七小町 玉屋内 明石 うら次 しま野」寛政6-7年(1794-95)頃 大判錦絵 神奈川県立歴史博物館 【後期展示】

展覧会概要

 数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。

 描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。

 本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。「黄金期」の美人画とは何だったのか―、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。

1章 “美人画の時代”の系譜
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鈴木春信「鞠と男女」明和4年(1767)頃、中判錦絵、千葉市美術館【前期展示】

 本章では、錦絵の黄金期と呼ばれる天明・寛政期(1781─1801)と、そこに至るまでの明和・安永期(1764─81)の美人画を紹介します。誰もが憧れた鈴木春信様式の美人像の流行からはじまり、礒田湖龍斎、鳥居清長、喜多川歌麿ら、個性豊かな絵師が次々と登場しました。美人像の流行が変化し、多彩な画風が花開いてゆく様子をご覧ください。

2章 浮世絵美人画をめぐる三つの視点
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喜多川歌麿「納涼美人図」(重要美術品)寛政6-7年(1794-95)頃、絹本着色、千葉市美術館【前期展示】

 本章では、黄金期美人画の多様な魅力を三つの視点から掘り下げます。1節「誰を描いているのか」では、類型的に見える浮世絵美人にわずかながらも個性の表現がなされていることに、続く2節「俗か雅か」では、パトロンや文化人など特定の鑑賞者に向けて制作された「雅(みやび)」な浮世絵に注目。3節「女か男か」では、美人表現の可能性を幅広く捉える試みとして、役者絵や春画などジャンルを超えた周辺作品にも目を向けます。

※春画コーナーへは18歳未満の方はご入室いただけません。

3章 わたしたちの浮世絵黄金期
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橋口五葉「髪梳ける女」大正9年(1920)木版多色、当館蔵【前期展示】

 清長や歌麿の時代が「黄金期」となった背景には、浮世絵研究が本格化した19世紀後半から20世紀にかけて国内外で与えられた評価が影響しています。鏑木清方をはじめ、橋口五葉、上村松園や北野恒富ら大正・昭和期の美人画家たちが、往時の浮世絵美人画に学習したことも、この時期が重視されるきっかけとなりました。本章では、天明・寛政が“誰にとっての黄金期だったのか”を紐解き、その魅力をみつめます。

展覧会情報










会期 2019年10月5日(土)~ 11月24日(日)
 前期:10月5日(土)~10月27日(日)
 後期:10月29日(火)~11月24日(日)
休館日 毎週月曜日
※10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
 翌10月15日、11月5日(火)は休館
会場企画展示室1、2
主催町田市立国際版画美術館
助成芸術文化振興基金
観覧料一般900(700)円
大学・高校生と65歳以上450(350)円

※中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)
 または精神障がい者保健福祉手帳を
 ご提示の方と付き添いの方1名は半額
※10月5日(展覧会初日)と
 11月3日(文化の日)は入場無料














リピーター割引 一律:100円引
 ※観覧券売場で本展の半券をご提示ください。
タクシー割引 一律:100円引
 ※観覧券売場で当日のタクシーのレシートを
  ご提示ください。
 ※レシート一枚につき、お一人様のみの割引です。
パスポート割引 一律:100円引
 ※観覧券売場で日本国以外のパスポートの表紙を
  ご提示ください。
シェアサイクル割引 一律:100円引
 ※観覧券売場でシェアサイクルのアプリ画面を
  ご提示ください。
 ※シェアサイクルについては▶【こちら】
着物割引 一般:200円引
大学・高校生と65歳以上:100円引
 ※和服を着てご来館ください。
文学館チケット割引 一般:200円引
大学・高校生と65歳以上:100円引
 ※観覧券売場で町田市民文学館ことばらんどの
  「白洲正子のライフスタイル―暮らしの遊び展」
  (会期:10月19日~12月22日)の半券を
  ご提示ください。
 ※文学館の展覧会については▶【こちら】

※割引の併用はできません。

関連催事

記念講演会1

題目:「美男?美女?“美人”画は浮世絵に咲く大輪の花!」
講師:樋口一貴(十文字学園女子大学准教授・本展企画協力者)

日時:10月20日(日)午後2時~3時30分
会場:1階講堂

※先着100名(申込不要)
※参加無料。ただし本展観覧券が必要です(半券可)

記念講演会2

題目:「歌麿美人画の特質と影響」
講師:大久保純一(当館館長)

日時:11月9日(土)午後2時~3時30分
会場:1階講堂

※先着100名(申込不要)
※参加無料。ただし本展観覧券が必要です(半券可)

浮世絵の技に触れる―摺の実演と解説―

講師:公益財団法人 アダチ伝統木版画技術保存財団

日時:10月6日(日)①午前11時~午後12時30分 ②午後2時~3時30分
会場:1階講堂

※各回先着50名(申込不要)
※参加無料。ただし本展観覧券が必要です(半券可)

家族鑑賞会

講師:冨田めぐみ
   (NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会代表理事)

日時:10月12日(土)
   ①午前10時15分~11時30分(対象:0歳~3歳)
   ②午後1時15分~2時30分(対象:4歳~小学生)
会場:1階講堂

※事前申込制(各回先着15組)
※いずれも保護者同伴
※参加無料。ただし保護者の方は当日有効の観覧券が必要です。

【申込方法】NEW
申込期間中にイベントダイヤルまたはイベシスにてお申込みください。

申込期間:9月13日(金)12:00~10月7日(月)19:00まで
     ※「イベシス」は10月7日(月)23:59まで

▶町田市イベントダイヤル 042-724-5656
    ※年中無休7:00~19:00

▶町田市イベント申込システム「イベシス」
    ①午前10時15分~11時30分(対象:0歳~3歳) →【こちら】
    ②午後1時15分~2時30分(対象:4歳~小学生)→【こちら】
    ※申込期間中にイベント名または
     イベントコード「①190913J-A②190913K-A」で検索
     →【「イベシス」トップページ】

復刻浮世絵版木・摺り体験

指導:当館学芸員

日時:11月2日(土)、3日(日)
   ①午後1時30分~ ②午後2時30分~ ③午後3時30分~ 
   各回30分程度
会場:1階アトリエ(11月2日)1階講堂(11月3日)
対象:小学5年生以上

※事前申込制(各回10名)
※参加費:200円
※申込方法及びイベント詳細は【こちら】

スペシャルギャラリートーク

題目:「肉筆美人画の魅力―復元研究を通して―」
講師:向井大祐
   (東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室教育研究助手)

日時:11月10日(日)午後2時~3時

※当日有効の観覧券をご用意のうえ、
 2階企画展示室入口にお集まりください。

担当学芸員によるギャラリートーク

日時:①10月13日(日)、11月4日(月・振休)
   各回午後2時~2時45分

※当日有効の観覧券をご用意のうえ、
 2階企画展示室入口にお集まりください。

プロムナード・コンサート 浮世絵と響きあう音楽-和と洋の楽器で-

演奏:服部惠美子(箏・三絃) 近藤ひかり(フルート・ピアノ)

日時:11月16日(日) ①午後1時~ ②午後3時~ 各回30分程度

※どなたでもご鑑賞いただけます。
※座席の用意はございません。

作品リスト他

【作品リスト(日本語)】(PDF)

【プレスリリース】(PDF)

【チラシ】(PDF)▶【チラシ】表(JPG)▶【チラシ】裏(JPG)

同時開催

美の饗宴―西洋の美人像―

9月26日(水)~12月22日(日) 常設展示室

※入場無料

NEW(2019年10月3日更新)
(2019年9月18日更新)
(2019年8月14日更新)
(2019年7月28日更新)
(2019年7月18日公開)

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休館日
展覧会
イベント

平日:午前10時〜午後5時
(入場は4時30分まで)
土・日・祝日:午前10時〜午後5時30分(入場は5時まで)

  • 小学生、中学生のみなさまへ

携帯サイト

QRコード

町田市立国際版画美術館 〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 連絡先 電話 042-726-2771/0860/2889