パリのモダン・ライフ ―1900年の版画、雑誌、ポスター
アンリ=ジャック=エドゥアール・エヴヌプール《広場にて》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ
展覧会内容
19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランスのパリにはポスターや雑誌など様々な印刷物があふれ、人々の目を楽しませていました。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859-1923)といった名だたる芸術家が活躍したこの時代は、しばしば「フランス版画の黄金時代」とも言われます。
もとは商業的な印刷物だったリトグラフのポスターは、19世紀末から次第に美術品として評価されるようになり、熱狂的なアフィショマニ(ポスターマニア)たちの収集対象となりました。他方で、手に取りやすい小さな版画作品や絵入り雑誌も、数多く出版されて流通していきます。こうした印刷物の原画は、専門のイラストレーターだけでなく駆け出しの若手芸術家も制作しました。チェコを代表する芸術家フランティシェク・クプカ(1871-1957)は、青年期にイラストレーションの分野で活躍した人物のひとりです。
本展では、世紀転換期のパリで生み出された版画、雑誌、ポスターなど約40点をご紹介します。パリジャンたちのモダン・ライフを彩った多種多様な作品をお楽しみください。
展覧会情報
会期 | 2022年12月22日(木)~2023年3月12日(日) |
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休館日 | 月曜日 ※ただし1月9日(月祝)は開館 12月28(水)〜1月4日(水) |
入場料 | 無料 |
主な展示作品
ルイス・ジョン・リード《ジェーン》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語発音ムハ)《まじない》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ
アルベール・ギヨーム《我らに空間を!》(『ラシエット・オ・ブール』第37号、1901.12.14.)カラーリトグラフ(写真製版)
ジャン=エミール・ラブルール《トロカデロ広場の花売り娘》、1931(1931以降の刷り)、エングレーヴィング
ベルナール・ノダン『ナイフによる6点の木版画集』より、1920刊、木版
出品リスト
関連イベント
版画体験イベント「版を重ねてつくる、水彩モノタイプ」
ミニ企画展「パリのモダン・ライフ-1900年の版画、雑誌、ポスター」の色彩豊かな作品にインスパイアされて、「水彩モノタイプ」という版画で気軽に作品をつくってみませんか?お時間のある方は展覧会をご覧になってから参加されると、よりイベントが楽しめます。
2023年2月18日(土)
実施時間:①10:20~ ②11:30~
③13:45~ ④15:00~
(1回の制作時間は50分程度、各回同一内容)
講師:常田泰由氏(版画家)
会場:当館アトリエ
対象:子どもから大人までご参加いただけます。(未就学児は保護者1名の付き添いが必要です)
定員:1回12名
参加費:500円
募集期間:2023年1月19日(木)正午~2月13日(月)※事前申込制(先着順)
町田市イベントダイヤル:042-724-5656(7時~19時)または、イベント申込システム「イベシス」にて受付。
(イベントコード:230119H)
※未就学児は制作の補助として保護者(1名)の付き添いが必須です。
※小学生は1名で参加できますが、保護者(1名)の付き添いも可能です。
※未就学児の保護者は制作できません。小学生と保護者が2人とも制作する場合は、1名ずつそれぞれでお申し込みください。
※参加者と未就学児・小学生の付き添い(1名)以外の入室はできません。
※お申し込みは1人1回までです。別の回を重複して申し込むことはできません。
※お電話(イベントダイヤル)ではグループ単位(4名まで)同時にお申し込みいただけます。
※お申し込みは付き添いの方のお名前ではなく、参加者のお名前でなさってください。
※新型コロナウィルスの感染症拡大防止等、やむを得ない事情により内容・定員の変更や中止をする場合があります。当館HPの最新情報をご確認ください。