美の饗宴―西洋の美人像― 【終了しました】
ミニ企画展
無料
版刻:ルイ=マラン・ボネ 原画:フランソワ・ブーシェ《花の女神フローラ》(部分)1769年
展覧会概要
本展では10月5日から11月24日にかけて開催される当館企画展「美人画の時代―春信から歌麿、そして清方へ―」展にあわせ、西洋の版画の中に登場する女性像を紹介します。
女神たちが美を競い合った「パリスの審判」をはじめ、対照的な存在であるエヴァと聖母マリア、敵将の首をとった女傑ユディトなど、その姿は浮世絵の美人画に負けず劣らず実にさまざまです。
一方、彼女たちは欲望をもって「見られる」存在でもありました。たとえば、神話や聖書の物語は裸体像を描くための口実であったことが、いくつかの作品からうかがえます。また資本主義・消費社会を謳うポップ・アートの女性像には、露骨なまでに欲望の視線が反映されているといえるでしょう。
版画の内と外で交差する「まなざし」―画中の人物は誰に見られているのか、あるいは誰を見ているのか―の行方を意識すると、「美の饗宴」の本当の主役が浮かび上がってくるようです。彼女たちの姿と視線が織りなすドラマをご堪能ください。
▶【出品リスト】(PDF)
主な出品作家
・ゼバルト・ベーハム(1500~1550)
・ヘンドリク・ホルツィウス(1558~1617)
・フランソワ・ブーシェ(1703-1770)
・アンディ・ウォーホール(1928-1987)
・トム・ウェッセルマン(1931-2004)
・キキ・スミス(1954生まれ)
展覧会情報
会期 | 2019年9月26日(木)~12月22日(日) |
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観覧料 | 無料 |
NEW(2019年10月11日更新)
(2019年9月15日更新)
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