『デジタル・インターコネクション 2013』 第一部
「メディア・アートと社会―東日本大震災からの変容」
イベント名
『デジタル・インターコネクション 2013』 第一部
「メディア・アートと社会―東日本大震災からの変容」
期日
2013年10月26日(土)/27日(日) 各日とも 14:00~16:00
内容
2011年3月11日に起こった巨大地震と大津波、それに続いた原発事故は、現代日本の社会の在り方を根本的に問う出来事でした。
従来のマス・メディアに加え、阪神・淡路大震災の時には普及していなかったインターネットというテクノロジー、それに基づく数々のソーシャル・メディアというツールが、被災地と全国とをむすぶ新しい役割を果たしたことは確かです。しかし、それらの多くのメディアをもってしても、往々にして情報は一方向的で、被災地とそれ以外の地域との間の相互作用的なコミュニケーション、すなわち「協働」という関係は、なかなか生み出されなかったように思えます。
アーティストたちも無関係ではありえません。今、多くのアーティストが、どのようにして東日本大震災に自らがコミットできるのかということを、熱意をもって真剣に考え始めた時期に来ているということもできるでしょう。
今回の「デジタル・インターコネクション2013」第一部では、1日目の10月26日(土)に、アーティストの方々、会津を拠点として活動する編集者、そして情報システムの研究者をお招きして、被災地の求めるものとアーティストの熱意とを結びつける、相互作用的メディア・コミュニケーションの将来像を探ります。
2日目の10月27日(日)は、「東日本大震災アーカイブ」を、制作者である首都大学東京の渡邉英徳氏にプレゼンテーションしていただきます。「東日本大震災アーカイブ」は、震災の被害状況を可視化し、災害の実相を世界につたえる多元的デジタル・アーカイブズであり、同時に、その芸術的価値が認められ、今年のアルス・エレクトロニカで栄誉賞を受けたプロジェクトです。
タイム・テーブル
・10月26日(土) 14:00~16:00
パネル・ディスカッション
『3.11とアート―そのプラットフォームの在り方』
パネラー:
丸山常生(まるやま・ときお/アーティスト)
丸山芳子(まるやま・よしこ/アーティスト)
遠藤由美子(えんどう・ゆみこ/編集者)
佐久間亮介(さくま・りょうすけ/情報システム研究者)
・10月27日(日) 14:00~16:00
プレゼンテーション
『東日本大震災アーカイブ』
講師:渡邉英徳(わたなべ・ひでのり/情報アーキテクト)
※詳細は、チラシpdfをご覧下さい。