映画上映会「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」(日本語字幕つき)
町田市立国際版画美術館では、多くの方々に美術鑑賞の楽しさを体験してもらえるよう、さまざまなテーマ展示やイベントをおこなっています。
「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」(アルプスピクチャーズ)は2022年に公開された、全盲の美術鑑賞者・白鳥建二とその友人たちによる、言葉とアート鑑賞を巡るロードムービーです。
ベストセラー書籍『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』(著:川内有緒、集英社インターナショナル、2021年)を原案に、映像作家・三好大輔とノンフィクション作家・川内有緒が共同監督となり、新しいドキュメンタリー作品として生み出されました。
映画を通して、対話をもとにした美術の多様な楽しみ方を知ることで、美術鑑賞をより身近で自由なものとして感じていただけますと幸いです。
イベント情報
開催日時 | 2025年2月11日(火・祝) ①10:30~12:30/ ②14:00~16:00 ※同一内容 |
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会場 | 町田市立国際版画美術館1階 講堂 |
定員 | 各回80名(合計160名) 申込順 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | ・町田市イベントダイヤル (042-724-5656、7時~19時、初日のみ正午から受付) ・イベント申込システム「イベシス」 (イベントコード:250121B) ①10:30~12:30の回 イベシス申込み ②14:00~16:00の回 イベシス申込み |
募集期間 | 2025年1月21日(火)~2月10日(月) ◎申込が定員を超えた場合には募集を締め切ります。 ◎応募が定員を下回る場合、当日の参加を先着順で受付けます。 |
上映作品の情報
作品名 | 目の見えない白鳥さん、アートを見にいく(日本語字幕つき) |
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製作年 | 2022年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 107分 |
監督 | 三好大輔、川内有緒 |
出演 | 白鳥建二、佐藤麻衣子、森山純子ほか |
コピーライト | ©ALPS PICTURES |
公式ホームページ | https://shiratoriart.jp/ |
作品概要
目の見えない人はどうやってアートを見るのだろう。
恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日、作品を前に彼女が語る言葉を聞きながら「全盲でもアートを見ることはできるのかも」と思うようになった。そして自らあちこちの美術館の門を叩いた白鳥さんは、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々と紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリーである。
水戸から東京、新潟、そして福島へ。アートをめぐりながら、白鳥さんは旅をしていく。カメラは、その旅路や見えない日常を追い続ける。いつしか、一緒に見る人たちも、白鳥さん自身も何かが少しずつ変わっていって…。
答えのない問いを胸に抱えながら、分断の時代を生きるわたしたち。アートの力とはなにか。障がいとは何か。見えないからこそ見えてくるものはあるのか。異なる背景の人々が一緒に作品を見る意味、そして「見える」「見えない」、障がいと健常、アーティストと鑑賞者といった「線」を超えようとする人々。他の誰にもなれない孤独な存在と豊かでのびのびとした会話が生み出す静かな波を映し出す。