横尾忠則 HANGA JUNGLE

企画展

横尾忠則 HANGA JUNGLE


展覧会の見どころ

HANGAの大回顧展

新作を含むほぼ全版画に相当する約230点と、これまでポスターと見なされてきた作品約20点を合わせ、約250点を展示。1960年代から最新作までのHANGAの全貌が明らかになる大回顧展!!

ここはジャングル!?圧巻の展示空間

横尾のHANGAで展示室の壁を埋め尽くします。常に制作スタイルを変え続ける横尾のHANGAが並ぶと、そこは多種多様で複雑な生態系が形成されたHANGAのジャングルのよう。展示室が総天然色の空間に変わります!!

「超」のつくHANGAが見られます

巨大なHANGA、絵画のようなHANGA、ポスターのようなHANGAを展示します。「版画」のイメージを変えてしまう「超版画」を一挙公開!!

展覧会概要

横尾忠則は1960年代にアンダーグラウンド演劇のポスターをエロスと妖しさがただよう総天然色のデザインで制作して以来、グラフィズムによって時代の流行をつくりだし、日本文化をリードするデザイナーとして注目を浴びました。それ以後「時の人」としてさまざまなメディアに取り上げられますが、その一方でHANGAの制作にも積極的に取り組んでいきます。1982年に「画家宣言」を発した後もペインティングと併行して、版画の枠を超えた作品を制作し続けています。

本展覧会のキーワードは「HANGA」と「JUNGLE」。世界的に通用する「HANGA」という英単語の使用には、伝統的イメージが付随する「版画」とは違う、「超版画」であるという意味を含ませました。
また「JUNGLE」は、横尾の表現の多様性とジャングルのイメージを重ね合わせたキーワードです。直感と衝動によって森羅万象を描いた作品群は、生物の共生によって多様で複雑な生態系を形成する、原始のジャングルを想起させるでしょう。

本展はこれら2つのキーワードに沿って、横尾忠則のHANGA群をJUNGLEのイメージで壁面を埋め尽くすように展示、HANGAの群生による驚異の表現世界を出現させることを目指しています。
その空間からは、思考や論理を重視したモダニズムに抗う横尾の創作姿勢の今日的な意義や、現代版画の未来を予見することさえできることでしょう。


<出品作品>
横尾忠則版画作品約230点とポスター約20点
計約250点

展示構成

Ⅰ 1968~70 制作プロセスの作品化 版と刷り


《責場C》 1969年 シルクスクリーン 90.8×67.8cm 東京都現代美術館蔵
《風景No.13 赤猫》 1969年
シルクスクリーン 90×90cm 個人蔵

Ⅱ 1973~74  楽園幻想と千年王国


《Blue Wonderland》 1973年
シルクスクリーン 241.8×292cm 町田市立国際版画美術館蔵
《ターザンがやってくる(緑)》 1974年
シルクスクリーン 102.5×72.5cm 横尾忠則現代美術館蔵

Ⅲ 1980~84 画家宣言 ドローイングからペインティングへ


《No.6》 1980年
シルクスクリーン 77.3×56.1cm 横尾忠則現代美術館蔵

Ⅳ 1984~86 肉体と自然


《Lisa-Lyon in Izukogen、March 23, 1984-Ⅰ》 1986年
木版 100.7×80cm 横尾忠則現代美術館蔵

Ⅴ 1986~91 名画の引用 私的絵画へ


《予兆の刻 IV》 1989年
シルクスクリーン 112.0×71.0cm
町田市立国際版画美術館蔵
《ピカビア―その愛と誠実 Ⅱ》 1989年
シルクスクリーン 153.3×100.1cm
町田市立国際版画美術館蔵

Ⅵ 1990~現在 今昔物語


《今昔物語/お堀》 1991年
シルクスクリーン 119.5×80.1cm
町田市立国際版画美術館蔵
《Shanghai Hi-Yoo Koo Soo》 2010年
シルクスクリーン 76.0×56.0cm
町田市立国際版画美術館蔵

Ⅶ HANGA ポスター?版画?


《TADANORI YOKOO》 1965年
シルクスクリーン 103.5×73.4cm 町田市立国際版画美術館

展覧会情報

会期2017年4月22日(土)~6月18日(日)
休館日月曜日
会場時間平日 10:00~17:00 (入場は16:30まで)
土・日・祝日 10:00~17:30 (入場は17:00まで)
会場企画展示室
観覧料一般 800(600)円
大学・高校生・65歳以上 400(300)円
中学生以下は無料
*()内は20名以上の団体料金
*4月22日(展覧会初日)は無料
*身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者
 保健福祉手帳をご持参の方と付き添いの方1名は半額
主催町田市立国際版画美術館、東京新聞
巡回横尾忠則現代美術館(兵庫県神戸市)
2017年9月9日(土)~12月24日(日)

横尾忠則 HANGA JUNGLE 展 チラシ PDF[2.22MB]
横尾忠則 HANGA JUNGLE 展 プレスリリース PDF[1.23MB]

公式カタログ

『横尾忠則全版画 HANGA JUNGLE』(国書刊行会、2017年4月発行予定)
を展覧会公式カタログとして制作・販売します。

関連イベント

緊急告知!!



特別企画
横尾忠則『横尾忠則全版画 HANGA JUNGLE』サイン会

日時:6月18日(日)14:00~15:00
   (15:00までにサイン会の列にお並び下さい)
場所:町田市立国際版画美術館エントランスホール



当日に国際版画美術館で購入された『横尾忠則 HANGA JUNGLE』
(本展覧会公式カタログ)や書籍に横尾忠則氏がサインします。
この企画は都合により中止になる場合があります。ご了承下さい

講演会 『横尾忠則と大HANGA世界』

終了しました。
講師 椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)
日時 4月23日(日)14:00~15:30 開場13:30
会場・定員等 1階講堂 定員160名(当日先着順) 手話通訳付
※聴講無料。ただし、企画展観覧の方が対象です。
※混雑時は入場を制限する場合があります。

『出張アトリエ会議』-「お喋り」から聴こえる創作の秘密(鼎談)

終了しました。
出演者 横尾忠則(美術家)、保坂和志(小説家)、磯﨑憲一郎(小説家)
日時 4月30日(日)14:30~16:00 開場14:00
会場 1階講堂
定員 160名(要予約)※申込み受付終了
協力 河出書房新社
雑誌『文藝』(河出書房新社)に好評連載中の「アトリエ会議」。この連載では、横尾忠則、保坂和志、磯﨑憲一郎の3人が成城にある横尾のアトリエに集結し、井戸端会議のようにお喋りを繰り広げています。時に美術論に発展し、時に文学論にも発展するそのお喋りは、3人が生きる時間そのものであり、「創造」の核心を感じさせるものです。本企画は展覧会に際し、3人による鼎談がアトリエを飛び出して町田市立国際版画美術館にやってくる出張版です。画家と小説家による「お喋り」を通して、彼らの創作の秘密をお届けします。
『アトリエ会議』(河出書房新社)
■申込み方法
:町田市イベントダイヤル042-724-5656
(年中無休・7:00~19:00)
町田市イベント申込システム「イベシス」
 申込み受付期間中にキーワード「出張アトリエ会議」または、イベントコード「170411B-A」で検索
■申込み期間
:4月11日(火)12:00~4月17日(月)19:00まで
■募集方法
:先着/同時に2人分まで申込み可能
■参加条件
:聴講無料。ただし、当日有効の観覧券を持参のこと。
■対象
:中学生以上の方
■当日入場方法
:当日12:00より美術館1階の講堂前で受付を開始し、イベント予約者に整理券を配布いたします。座席は自由席で、開場時間に整理番号順にご入場いただきます。

※急な都合により内容に変更が生じる場合がありますので、
 あらかじめご了承ください。

横尾忠則・大和悠河 対談

終了しました。
出演者 横尾忠則(美術家)、大和悠河(女優、歌手・元宝塚歌劇団宙組トップスター)
日時 5月14日(日) 14:00~15:30 開場13:30
会場・定員等 1階講堂 160名(要予約)※申込み受付終了
展覧会に際し、 横尾氏と交流のある大和悠河さんにお越しいただきます。横尾氏は宝塚ファンとしても知られ、自身の作品で描き、さらに宝塚の公演ポスターも手がけてきました。対談では展覧会をはじめ、横尾作品の魅力、宝塚の魅力などを楽しくお話していただきます。
■申込み方法
:町田市イベントダイヤル042-724-5656
(年中無休・7:00~19:00)
町田市イベント申込システム「イベシス」
 申込み期間中にイベント名または、
 イベントコード「170502D」で検索
■申込み期間
:5月2日(火)12:00~5月8日(月)19:00まで
■募集方法
:先着/同時に2人分まで申込み可能
■参加条件
:聴講無料。ただし、当日有効の観覧券を持参のこと
■対象
:中学生以上の方
■当日入場方法
:当日入場方法:当日10:30より美術館1階の講堂前で受付を開始し、イベント予約者に整理券を配布いたします。座席は自由席で、開場時間に整理番号順にご入場いただきます。
当日有効観覧券の有無に関わらず、来館順に整理券をお渡しいたします。

※急な都合により内容に変更が生じる場合がありますので、
 あらかじめご了承ください。

横尾忠則・蜷川実花 対談

終了しました。
出演者 横尾忠則(美術家)、蜷川実花(写真家、映画監督)
日時 5月25日(木) 14:00~15:30 開場13:30
会場・定員等 1階講堂 160名(要予約)※申込み受付終了
展覧会に際し、 写真家で映画監督としても活躍する蜷川実花さんにお越しいただきます。蜷川氏は幼少期から横尾の作品に触れ、その創作に魅了されてきました。対談では本展覧会をはじめ、蜷川氏からみた横尾作品の魅力、それぞれの創作のあり方などを楽しくお話いただきます。
■申込み方法
:町田市イベントダイヤル042-724-5656
(年中無休・7:00~19:00)
町田市イベント申込システム「イベシス」
 申込み期間中にイベント名または、
 イベントコード「170510C-A」で検索
■申込み期間
:5月10日(水)12:00~5月16日(木)19:00まで
■募集方法
:先着/同時に2人分まで申込み可能
■参加条件
:聴講無料。ただし、当日有効の観覧券を持参のこと
■対象
:中学生以上の方
■当日入場方法
:当日入場方法:当日12:00より美術館1階の講堂前で受付を開始し、イベント予約者に整理券を配布いたします。座席は自由席で、開場時間に整理番号順にご入場いただきます。
当日有効観覧券の有無に関わらず、来館順に整理券をお渡しいたします。

※急な都合により内容に変更が生じる場合がありますので、
 あらかじめご了承ください。

館長によるスペシャルトーク

日時 6月10日(土) 14:00~ 45分程度
観覧券をご用意のうえ、2階企画展示室入口にお集まり下さい。

学芸員によるギャラリートーク

日時 4月29日(土)、5月13日(土)、
5月20日(土)、5月27日(土)
14:00~ 45分程度
観覧券をご用意のうえ、2階企画展示室入口にお集まり下さい。


TADANORI YOKOO OFFICIAL WEBSITE
横尾忠則氏の日記、ツイッター、作品など最新情報はこちら


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開館日
イベント

平日:午前10時〜午後5時
(入場は4時30分まで)
土・日・祝日:午前10時〜午後5時30分(入場は5時まで)

  • 小学生、中学生のみなさまへ

公式X  公式Instagram

〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
連絡先 電話 042-726-2771