吉例浮世絵大公開!
江戸の滑稽 ―幕末風刺画と大津絵―
~田河水泡コレクションを中心に~
展覧会概要
浮世絵には屈託のない笑いから福徳への願い、世の中への不安や不満まで、人々の感情がユーモラスに描き表されたものが数多くあります。本展では、漫画『のらくろ』の作者・田河水泡(たがわ・すいほう)が収集したコレクションを中心に、当館が収蔵する浮世絵の戯画や風刺画、大津絵など約140点を展示。幕末から明治にわたる激動の時代に、世相を描かずにはいられなかった無数の絵師たちの滑稽表現と、それを享受した民衆の本音を読み解きます。
展示構成
1章 戯画の流行
2章 大鯰(おおなまず)暴れる
3章 流行り病
4章 大津絵
5章 大津絵と江戸の戯画
6章 幕末動乱と戊辰戦争
7章 明治の戯画
みどころ①
混乱の時代をユーモアで乗り切ろうとする風刺画から、素朴な滑稽さが魅力の大津絵まで、イマジネーションあふれる表現をふんだんにご紹介します。
みどころ②
変幻自在な表現を武器に幕末の世相を描いた歌川国芳をはじめ、歌川広重、河鍋暁斎、一恵斎芳幾、月岡芳年、小林清親ら人気絵師が大集結!
展覧会情報
会期 | 2022年3月12日(土)~4月10日(日) |
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休館日 | 月曜日、3月22日(火) ※ただし3月21日(月祝)は開館 |
開館時間 | 平日 午前10時~午後5時 土日祝 午前10時~午後5時30分 ※入場は30分前まで |
観覧料 | 一般800(600)円 大学・高校生400(300)円 ※中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額 |
お客様の安全と安心のため、マスクの着用にご協力ください。
※状況により会期や関連イベントを変更する場合があります。
ご来館前に当ホームページ、SNS をご確認ください。
無料日・割引
初日無料日 | 3月12日(土) |
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シルバーデー | 【65歳以上の方は無料・第4水曜日】 3月23日(水) |
リピーター割引 | 一律200円引 観覧券売場で本展の半券をご提示ください。 |
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ウェブクーポン割引 | 一律100円引 |
シェアサイクル割引 | 一律100円引 観覧券売場でシェアサイクルのアプリの利用履歴画面をご提示ください。 ※シェアサイクルについては▶【こちら】 |
タクシー割引 | 一律100円引 観覧券売場で当日のタクシーのレシートをご提示ください。 ※レシート一枚につき、お一人様のみの割引です |
パスポート割引 | 一律100円引 観覧券売場で日本国以外のパスポートの表紙をご提示ください。 |
※割引の併用はできません。
関連イベント
田河水泡と「滑稽」―講演と落語―
3月13日(日)午後1時半~3時半(途中休憩あり)
漫画『のらくろ』の作者・田河水泡は、滑稽研究のため多数の風刺画や戯画を収集しました。そのコレクションは晩年を過ごした町田市に寄贈され、現在当館に収蔵されています。本イベントでは、マンガ研究者の新美琢真さんと落語家の三遊亭ぽん太さんをお招きし、講演と落語を通して田河水泡の追究した「滑稽」に迫ります。
【第1部 講演】
「田河水泡の生涯と滑稽の探求」
新美琢真(川崎市市民ミュージアム学芸員)
【第2部 落語】
田河水泡新作落語より数席
三遊亭ぽん太(落語家)
講堂にて|要本展有料観覧券・招待券(半券可)
事前申込制(先着60名) *お申し込み方法は【こちら】
定員に達したため申し込みを終了しました。
館長によるスペシャルスライドトーク
4月3日(日)午後2時~(45分程度)
本展企画者である館長の大久保純一が、展示のみどころをお話しします。本展観覧券(当日有効)をお持ちのうえ、1階講堂にお集まりください。(定員60名)。
※本イベントはギャラリートークからスライドトークへ変更となりました。
プロムナード・コンサート
3月19日(土)午後1時~、3時~(各回30分程度)
「ピアノとフルート 笑顔色づくハーモニー」
演奏:武原さつき(ピアノ)、笠原陽子(フルート)
エントランスホールにて|参加無料|申込不要
※新型コロナウイルス感染症対策のため入場を制限する場合があります。
同時開催
ミニ企画展
「奈良美智と版画のなかの子どもたち」
2021年12月8日(水)~2022年4月10日(日)
常設展示室 入場無料