ミロとタピエス―戦後スペインの渦 1945-1980
ミニ企画展
無料
ジョアン・ミロ《囚われの女》1969年、エッチング、アクアチント、カーボランダム、当館寄託© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026
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1945年、第二次世界大戦の終結に国際社会が沸くなか、フランコ独裁体制下のスペインは、強い閉塞感に包まれていました。目覚ましい経済発展を遂げる一方で、表現の自由が制限され、旧態依然とした価値観が立ちはだかっていた戦後のスペインは、大きなうねりの中にあったのです。
抑圧と変化が交錯する時代、スペインの芸術家たちはそれぞれの手法で独自の作品世界を切り拓いていきました。戦前から反フランコの立場を表明していたジョアン・ミロは、祖国に留まり抵抗を続ける「国内亡命者」としての道を選び、故郷カタルーニャの風土を源泉に、星や鳥を記号化した詩情あふれる世界を構築しました。一方、戦後に画家としてのキャリアを歩み出したアントニ・タピエスは、壁や土を思わせる重厚なテクスチャーに、荒々しい文字や記号的イメージを重ねた抽象作品で、人間の生と死、そして抵抗の精神を表現しました。
本展では、この「戦後スペインの渦」の只中で精神の自由を追い求めたミロとタピエスを軸に、アントニ・クラベ、エドゥアルド・チリーダ、ラファエル・カノガールの作品を紹介いたします。混迷の時代を生き抜き、創造のエネルギーを燃やし続けた芸術家たちの情熱を感じ取っていただければ幸いです。
ジョアン・ミロ 『デリエール・ル・ミロワール』(第57-58-59号)より《ノクターン》 1953年6-8月、リトグラフ、当館蔵© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026
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出品作家
ジョアン・ミロ(1893-1983)
アントニ・タピエス(1923-2012)
アントニ・クラベ(1913-2005)
エドゥアルド・チリーダ(1924-2002)
ラファエル・カノガール(1935年生まれ)
※約25点を展示予定
展覧会情報
| 展覧会名 | ミロとタピエス―戦後スペインの渦 1945-1980 |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月4日(金)~11月23日(月・祝) |
| 休館日 | 月曜日 ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館し、9月24日(木)、10月13日(火)は休館。 |
| 開館時間 | 平日:午前10時~午後5時、 土日祝:午前10時~午後5時30分 ※入場は閉館30分前まで |
| 会場 | 常設展示室 |
| 観覧料 | 無料 |





