版画×写真 ― 1839-1900

企画展





展覧会内容

 写真の発明は世界を大きく変えました。とりわけ大きな影響を受けたのが、何世紀にも渡ってイメージを写し伝えるという同じ役割を担ってきた版画です。
 19世紀の版画と写真の関係は、これまで対立ばかりが語られてきました。しかし大量印刷ができず撮影に長い時間を要すなど技術的に不十分な点が多かった初期の写真には、版画によって支えられる部分も多く、両者は補いあう関係でもありました。やがて写真が技術的にめざましく発展していくなかで、両者は競いあいさまざまな表現を生み出していくことになります。
 本展は世界初の写真術であるダゲレオタイプが公表された1839年を起点に、写真の技術が向上し印刷技術として実用化されていく19世紀末まで、版画と写真が支えあい競いあった関係を探るものです。ヨーロッパを中心に、版画と写真に加え、カメラや撮影機材をはじめとする関連資料180点を紹介いたします。

展覧会情報

会期 2022年10月8日(土)~12月11日(日)
休館日 月曜日
※ただし10月10日(月・祝)は開館し、10月11日(火)は閉館
開館時間 平日 午前10時~午後5時
土日祝 午前10時~午後5時30分
*入場は閉館30分前まで
主催 町田市立国際版画美術館
特別協力 横浜市民ギャラリーあざみ野
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団
入場料
一般900(700)円、大・高生450(350)円、中学生以下無料
*()内は20名以上の団体料金
*身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)
または精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
無料日 展覧会初日:10月8日(土)
文化の日:11月3日(木・祝)
シルバーデー(65歳以上の方は無料):毎月第4水曜日(10月26日(水)、11月23日(水・祝)
※新型コロナウイルス感染症対策のため、入場制限を行う場合があります。
お客様の安全と安心のため、マスクの着用にご協力ください。

※状況により会期や関連イベントを変更する場合があります。
ご来館前に当ホームページ、SNS をご確認ください。

無料送迎バス

無料送迎バス
会期中の土日祝、シルバーデーは町田駅前からの無料送迎バスを運行!
詳細はこちら

無料日・割引

※割引の併用はできません。
無料日 展覧会初日:10月8日(土)
文化の日:11月3日(木・祝)
シルバーデー【65歳以上の方は無料】:10月26日(水)、11月23日(水・祝)
リピーター割引 一律:200円引
観覧券売場で本展の半券をご提示ください。
シェアサイクル割引 一律:100円引
観覧券売場でシェアサイクルのアプリの予約・利用履歴画面をご提示ください。
※シェアサイクルについては▶【こちら】
タクシー割引 一律:100円引
観覧券売場で当日のタクシーのレシートをご提示ください。
※レシート一枚につき、お一人様のみの割引です。
パスポート割引 一律:100円引
観覧券売場で日本国以外のパスポートの表紙をご提示ください。
ウェブクーポン割引 一律:100円引
観覧券売場で▶【クーポン画面】を保存もしくは印刷し、観覧券売り場でご提示ください。
※一画面につき、お一人様のみの割引です。

"版画×写真" SNS割引

ツイッター、インスタグラム他各種SNSにて、
「#町田市立国際版画美術館」のハッシュタグを付けて
ポスター、看板など本展のロゴが入った画像をシェアすると、観覧券が 200 円引!
※ほかの割引とは併用できません。

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版画×写真
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本展の見どころ

見どころ 1    版画の視点から見た19世紀の写真史


19世紀初めに登場して急速に発展していった写真と、写真の登場によって大きな影響を受けた版画。両者の深い関係を、版画美術館ならではの視点で見直す特別展です。


見どころ 2    版画と写真のハイブリッド!?珍しい作品を紹介


写真の発明者ダゲールのリトグラフや、写真の技術を用いた版画/版画の技法を用いた写真など、版画と写真の境界が曖昧だった時代のバラエティに富んだ作品を展示。


見どころ 3    写真黎明期の代表作品を、カメラとあわせて展示


タルボット、ル・グレイら黎明期を代表する写真家の名品と併せて、当時のカメラ、薬品、ポージング用の小道具などの立体資料も展示。写真の成り立ちをわかりやすく解説します。

展示構成



I章 写真の登場と展開
II章 実用と芸術をめぐる争い
III章 競い合う写真と版画
III-1 肖像:プライベートとパブリック
III-2 風景:記録と芸術
III-3 報道:主観と客観

主な出品作品

版画×写真

ドーミエ≪写真術を芸術の高みにまでひきあげるナダール≫1862年、リトグラフ、国立西洋美術館蔵


1839年、ダゲレオタイプ公表、版画家の危機?!
版画×写真
ダゲレオタイプ制作のための処理用具、1845年頃、横浜市民ギャラリーあざみ野


版画? 写真?
版画×写真
ノエル・ペマル・ルルブール『ダゲリアンたちの世界旅行』より、1840-43年、銅版画、個人蔵


版画×写真
カミーユ・コロー≪乙女と死≫、1854年、クリシェ・ヴェール、当館蔵


急速に発展する写真
版画×写真
ギュスターヴ・ル・グレイ《海景》1856-59年、鶏卵紙、東京都写真美術館


絵で見た景色を撮りに行こう
版画×写真

「事実を伝える」とは?
版画×写真
エドゥアール・マネ《バリケード》1871年頃、リトグラフ、当館蔵


版画×写真

版画×写真
アンリ・トゥールーズ=ロートレック《写真家セスコー》1896年、リトグラフ、国立西洋美術館

関連イベント

①記念講演会「19世紀の写真技術~発明から普及まで~」


講師:三井圭司(公益財団法人東京都歴史文化財団 学芸員)
日時:11月5日(土)14:00~15:30
会場:講堂 
先着60名
※本展観覧券(半券可)が必要です。


②公開制作「写真から版画へ」


日時:11月26日(土)13:30~15:00(予定、途中休憩含む)
講師:藤田修(銅版画家)
会場:講堂 
※参加無料、入退室自由(先着60名)
フォトエッチングとフォトポリマーグラヴュールの技法で作品を制作する作家を招き、その技法解説と制作の一部を実演して頂きます。
詳細はこちらをご覧ください


③「だいじな写真をケースに入れよう」


写真が貴重だった19世紀の人の気持ちになって、紙のケースを作ってみましょう。子どもから大人まで参加できる簡単な工作イベントです。
日時:10月22日(土)10:00~なくなり次第終了
会場:エントランスホール
※「第24回ゆうゆう版画美術館まつり」(10月22日(土)・23日(日)開催)との連携イベント


④学芸員によるギャラリートーク


日時:10月29日(土) 14:00~ (担当:和南城愛理)(30分程度)
11月20日(日) 14:00~ (担当:高野詩織)(30分程度)
会場:企画展示室1 
※当日有効観覧券が必要です。


⑤プロムナード・コンサート「2×2=4Hands ピアノデュオ4つの手で奏でる音色の世界」


演奏:嘉村ゆりえ、嘉村えりか(ピアノ)
日時:11/12(土)13:00~、15:00~(各回30分程度)
会場:エントランスホール 
※参加無料、申込不要 
※新型コロナウイルス感染症対策のため入場を制限する場合があります。

ちらし・出品リスト・プレスリリース等

▶ちらし(表)
▶ちらし(裏)
▶出品リスト(PDF)
▶オンラインプレスリリース

同時開催

ミニ企画展「内海柳子とデモクラートの作家たち
9月28日(水)~12月18日(日) 
常設展示室 入場無料

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  • オフィシャルX
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休館日
開館日
イベント

平日:午前10時〜午後5時
(入場は4時30分まで)
土・日・祝日:午前10時〜午後5時30分(入場は5時まで)

  • 小学生、中学生のみなさまへ

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〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
連絡先 電話 042-726-2771