[ 講演会×鑑賞会 ]ココがすごい!版美のコレクション

町田市立国際版画美術館は約3万3000点もの作品を収蔵する、世界でも珍しい版画専門の美術館です。版画を中心に約40年間集めてきたコレクションは実に多種多様。様々な技法から生みだされる版画ならではの表現の魅力はもちろんのこと、版画が映しだしてきた文化や社会の動きなども知ることができる充実の内容となっています。
本催事ではゲストでお呼びする越川倫明氏(東京藝術大学美術学部教授)とネルノダイスキ氏(漫画家・イラストレーター)、そして当館館長大久保純一・学芸員4名が講演し、各回にそれぞれに関連する作品を展示します。ユニークな視点の作品の見かたや最新の調査研究の成果を聞いたあと、作品を間近に熟覧できる貴重な機会です。皆様のご参加をお待ちしております。
イベント概要
開催日・講師 |
⚫︎10月18日(土) 大久保純一(当館館長) 「幕末の風刺画を読む:パニックから生まれた江戸の笑い」 ⚫︎10月19日(日) 越川倫明氏(東京藝術大学美術学部教授) 「イタリア・ルネサンスの版画 ―視覚メディアの大変革」 ※10月18、19日は当館で「ゆうゆう版画美術館まつり」開催! ⚫︎10月25日(土) 町村悠香(当館学芸員) 「アジアの版画運動と日本:近代と現代の2つの渦」 ⚫︎11月 8日(土) 藤村拓也(当館学芸員) 「刻線の巨匠(マエストロ) :デューラーとホルツィウス」 ⚫︎11月22日(土) 高野詩織(当館学芸員) 「ナポレオンの『エジプト誌』 :エジプト学の礎を築いたフランスの国家事業」 ⚫︎12月 6日(土) ネルノダイスキ氏(漫画家・イラストレーター) 「ネルノダイスキ流・版画の見かた」 ※12月6日は芹ヶ谷公園で 「Future Park Lab(フューチャーパークラボ)2025 Winter」開催! ⚫︎12月20日(土) 宮﨑黎(当館学芸員) 「浮世絵というフィクション :特集展示「夢の江戸へ―美人画と歴史ロマン」の 出品作を中心に」 |
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時間 | 14時~15時30分 (講演:1時間、作品熟覧:30分を予定) 受付開始:13時30分 |
会場 | 町田市立国際版画美術館 企画展示室 |
費用 | 参加費無料 |
参加方法・持ち物 | 当日先着順(定員60名) ※作品保護のためマスクもしくはハンカチをご持参ください |
第1回「幕末の風刺画を読む:パニックから生まれた江戸の笑い」

開催日時 | 2025年10月18日(土)14時~15時30分 (講演:1時間、作品熟覧:30分を予定) 受付開始:13時30分 |
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会場 | 町田市立国際版画美術館 企画展示室 |
費用 | 参加費無料 |
参加方法・持ち物 | 当日先着順(定員60名) ※作品保護のためマスクもしくはハンカチをご持参ください |
講師

大久保純一(当館館長)
1959年、徳島県生まれ。東京大学大学院修了。名古屋大学、東京国立博物館、跡見学園女子大学、国立歴史民俗博物館を経て現職。博士(文学)。主な著書に『広重と浮世絵風景画』(東京大学出版会、2007年)、『浮世絵出版論 大量生産・消費される<美術>』(吉川弘文館、2013年)など。
第2回 「イタリア・ルネサンスの版画―視覚メディアの大変革」

開催日時 | 2025年10月19日(日)14時~15時30分 (講演:1時間、作品熟覧:30分を予定) 受付開始:13時30分 |
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会場 | 町田市立国際版画美術館 企画展示室 |
費用 | 参加費無料 |
参加方法・持ち物 | 当日先着順(定員60名) ※作品保護のためマスクもしくはハンカチをご持参ください |
講師
越川倫明氏(東京藝術大学美術学部教授)
1958年、東京生まれ。東京大学大学院修了。国立西洋美術館主任研究官を経て、現職。修士(文学)
主な著訳書に、アントニー・グリフィス『西洋版画の歴史と技法』(共訳、中央公論美術出版、2013年)、ジョルジョ・ヴァザーリ『美術家列伝』全六巻(共訳、中央公論美術出版、2014-2022年)、Tintoretto: Artist of Renaissance Venice (共著、Yale University Press, 2018年)
同時開催
特集展示「夢の江戸へ―美人画と歴史ロマン」
9月26日(金)~12月21日(日)展示替えあり
前期 9月26日(金)~11月9日(日)
後期 11月11日(火)~12月21日(日)
常設展示室 入場無料